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クールネット東京と国の窓リノベは併用できる?実例で解説

クールネット東京と国の窓リノベは併用できる?実例で解説

窓の断熱で使える補助を調べると、国の先進的窓リノベ2026事業と、東京都のクールネット東京という言葉が並んで出てきます。どちらか一方なのか、両方使えるのかは気になるところです。

この記事では、それぞれがどういう位置づけの制度なのかを整理したうえで、当社が実際に2つを使って施工した事例をご紹介します。制度の組み合わせは年度や条件によって扱いが変わるため、確認の順番もあわせてお伝えします。

この記事は、日栄商工株式会社(屋号:プラスサーマル)代表取締役の末松 竜太が執筆しています。専門は断熱リフォーム・住環境改善です。2026年9月2日作成・最終更新/本記事は2026年8月時点の情報に基づきます/読了の目安 約7分
出典・参照:先進的窓リノベ2026事業(公式)既存住宅における省エネ改修促進事業(東京都)当社施工事例(町田市南成瀬・2026年6月施工)

クールネット東京と先進的窓リノベは、併用できるのですか?

結論からいえば、2つの補助を受けた工事は実際にあります。ただし、どの制度とどの制度を組み合わせられるかは年度と条件によって変わるため、その都度の確認が必要です。

まず押さえておきたいのは、クールネット東京というのが制度の名前ではないということです。正しくは東京都地球温暖化防止活動推進センターの通称で、都の助成事業を運営している主体を指します。窓の断熱で関係するのは、そのセンターが担う助成事業のほうです。

図1:2つの制度の位置づけ

国:先進的窓リノベ2026事業
環境省の事業です。正式名称は、断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業。上限は住宅1戸あたり100万円で、登録された窓リノベ事業者が申請します。

東京都:既存住宅における省エネ改修促進事業
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業の一事業です。高断熱窓・ドア、壁や床などの断熱化、高断熱浴槽が対象とされています。

クールネット東京
東京都地球温暖化防止活動推進センターの通称です。制度名ではなく、都の助成事業を運営している主体を指します。

出典:各制度の公式ページ(2026年8月20日確認)

それぞれ、どんな制度ですか?

国の制度は、製品ごとに決められた定額の合計で補助額が決まる仕組みです。都の事業は、災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業の一部として運営されています。

国の制度で公表されているのは、2025年11月28日以降に対象工事へ着手したものが対象であること、交付申請は遅くとも2026年12月31日まで、ただし予算上限に達した場合はその時点までということです。予算額は令和7年度補正予算で1,125億円とされ、予算に対する申請額の割合は公式サイトで毎日更新されています。

都の親事業のページでは、令和8年度から令和9年度までを申請予定期間とし、予算額はおよそ1,012億円と示されています。令和8年度の交付申請兼実績報告の受付開始は2026年6月30日とされ、令和8年度に事前申込を受け付けた申請からは、実績報告の提出時に金融機関発行の証明書等の提出が必要になるという注記も置かれています。

助成率や上限額は事業ページで年度ごとに定められています。金額に関わる部分は変動するため、この記事では数字を断定せず、必ず公式ページでご確認いただくようお願いしています。

当社の事例では、どうなりましたか?

町田市南成瀬で施工した内窓設置工事では、断熱の総額660,000円に対して補助金は446,000円でした。この工事では先進的窓リノベとクールネット東京の2つを使っています。

図2:当社事例(町田市南成瀬・2026年6月施工)

断熱の総額 660,000円
補助金 446,000円(先進的窓リノベとクールネット東京)
工事の内容 1階リビングと1階書斎に内窓を設置(リクシル インプラス 引違い Low-E複層ガラス)
工期 1日

出典:当社施工事例ページ(2026年6月8日掲載)

内訳を公開していない理由

この事例について、どちらの制度からいくらという内訳は公開していません。事例ページに掲載しているのは、総額と補助額の合計です。制度の年度や適用の条件によって配分は変わるため、内訳だけが数字として一人歩きすることを避けたいという考えもあります。

また、この結果が他のお宅でも同じになるとは限りません。窓の大きさや枚数、選んだ製品、そしてその時点で申請できる制度の組み合わせによって、補助額は変わります。事例は、こういう結果になった工事が実際にあったという記録としてご覧ください。

併用を考えるとき、どこを確認しますか?

組み合わせられるかどうかは、それぞれの制度の規定を読むところから始まります。ご自宅の状況に近いものを開いてご確認ください。

これから工事を計画している

国の制度の要件を先に確認してください。2025年11月28日以降に対象工事へ着手したものが対象で、事務局に登録され性能要件を満たすことが確認された製品を使った工事だけが対象と公表されています。申請は登録された窓リノベ事業者が行い、消費者が直接申請することはできません。

市区町村の制度も気になっている

重複受給の規定があるかどうかを先に読んでください。市区町村の制度には、他の補助金との重複受給を禁止する規定が置かれていることがあります。多摩市の制度にはこの規定があると公表されています。可否は市の窓口と各制度の事務局にご確認ください。

過去に窓の補助金を使ったことがある

同じ開口部かどうかで扱いが変わります。国の制度では、過去の先進的窓リノベ事業で補助金の交付を受けた開口部に係る事業は対象外とされています。どの窓にどの制度を使ったかの記録をご用意のうえ、ご相談ください。

時期に希望がある

製作の期間を含めて逆算する必要があります。内窓は窓ごとに寸法を合わせて製作するため、契約から施工までに期間がかかります。制度には申請の期限があり、予算の状況によって受付が終了する場合もあります。

確認の出発点を整理するための目安です。実際の可否は各制度の公式ページと窓口でご確認ください。

図3:確認の順番

① 対象にする窓を決める
部屋と窓の枚数、おおよその大きさが決まらないと、どの制度が有利かも判断できません。

② 国の制度の要件を確認する
着手の時期、登録製品であること、登録事業者による申請であることを確かめます。

③ 都の事業の要件を確認する
年度ごとの助成率、上限額、受付期間、提出書類を事業ページで確かめます。

④ 組み合わせの可否を窓口に確認する
重複受給の規定は制度ごとに違います。最終的な可否は各事務局と窓口の判断になります。

出典:各制度の公式ページ(2026年8月20日確認)

制度の併用について、よくある質問は?

ご相談でいただくことの多い質問を5つにまとめました。制度の要件は年度ごとに変わるため、最新の内容は公式ページでご確認ください。

クールネット東京というのは制度の名前ですか?

制度名ではありません。東京都地球温暖化防止活動推進センターの通称で、都の助成事業を運営している主体を指します。窓の断熱で関係するのは、そのセンターが担う助成事業のほうです。

国と都の補助は必ず両方使えますか?

必ずというものではありません。組み合わせの可否は年度と条件によって変わります。当社の事例では2つを使った結果になりましたが、同じ組み合わせが常に成立するとは限りません。

どちらの制度からいくら出たのですか?

内訳は公開していません。事例ページに掲載しているのは、総額660,000円と補助金446,000円という2つの数字です。

市の補助金も一緒に使えますか?

市区町村の制度には、他の補助金との重複受給を禁止する規定が置かれていることがあります。多摩市の制度にはこの規定があると公表されています。市の窓口にご確認ください。

申請の手続きは任せられますか?

国の制度は登録された事業者が申請する仕組みで、消費者が直接申請することはできないと公表されています。当社では申請のサポートまで対応しています。

自宅で使える組み合わせを確かめるには、何から始めますか?

対象にしたい部屋と窓のおおよその大きさ、枚数の3点が分かれば、どの制度が候補になるかの見立てをお伝えできます。窓の写真を1枚添えていただければ、確認が早く進みます。

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補助金を使った断熱リフォームの進め方は補助金の活用について、国の制度の期間と対象工事は先進的窓リノベ2026の記事にまとめています。実際の工事の内容は町田市南成瀬の施工事例でご覧いただけます。

※本記事に記載した制度の内容は2026年8月20日時点で各公式ページに公表されていたものです。要件・金額・期間は年度ごとに変わり、予算の状況によって受付が終了する場合があります。補助金には要件と審査があり、受給を保証するものではありません。掲載した事例の金額は当該工事の結果であり、他の工事で同じ結果になることを示すものではありません。

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