【保存版】タワーマンション窓リフォームの管理組合の許可の取り方

「タワーマンションで窓リフォームをしたいが、管理組合の許可が必要なのか、必要ならどう申請すればよいのか分からない」という方からのお問い合わせをいただくことがあります。マンションの窓は、戸建てとは異なる手続きが関わる場合があります。特に大規模なタワーマンションでは、管理体制がしっかり整っている分、手続きも段階を踏んで進める必要があります。
この記事では、窓リフォームにおける管理組合の許可の考え方と、一般的な申請の進め方を順番に整理します。マンションごとに管理規約は異なるため、最終的な確認は管理組合・管理会社に行っていただく前提で、考え方の整理としてご活用ください。許可が必要かどうかで迷っている方の、最初の整理としてぜひお読みいただければと思います。
当社は東京都目黒区に本社を置き、会社概要の対応エリア表には町田市・多摩市・八王子市を記載していますが、事例ページでは東京都全域・神奈川県近郊での施工実績もご紹介しています。マンション・タワーマンションのお客様からのご相談にも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
この記事は、日栄商工株式会社(屋号:プラスサーマル)代表取締役の末松 竜太が執筆しています。専門は断熱リフォーム・住環境改善です。作成日:2026年10月3日/最終更新日:2026年10月3日(2026年10月時点の情報です)/読了時間:約10分
出典・参照:当社の会社概要、町田市マンションの施工事例、先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式ページ
タワーマンションで窓リフォームをする際、管理組合の許可はなぜ必要になるのですか?
マンションの窓は、建物の外観や防水に関わる部分として「共用部分」に含まれる場合が多く、専有部分とは異なる手続きが必要になることがあります。一方、内窓の設置は住戸の内側だけで完結する工事のため、専有部分の工事として扱われることが一般的ですが、最終的な扱いはマンションごとに異なります。
区分所有建物では、サッシ(窓そのもの)やバルコニーは共用部分、住戸の内側は専有部分とされることが一般的ですが、この区分はマンションの管理規約によって個別に定められています。窓そのものを交換する工事(カバー工法・はつり工法)は、外観や既存のサッシに影響するため、管理組合への申請が必要になる場合が多くあります。これに対して、既存の窓枠を活かして内側に新しい窓を追加する内窓の設置は、住戸の内側だけで完結するため、申請が不要、または簡易な届出で済む場合があります。
| 工事方法 | 一般的な扱いの傾向 |
|---|---|
| 内窓の設置 | 住戸の内側だけで完結するため、専有部分の工事として扱われやすい |
| 窓そのものの交換 | 既存のサッシ・外観に関わるため、共用部分として管理組合の許可が必要になりやすい |
出典:区分所有建物における一般的な共用部分・専有部分の考え方の整理(最終的な扱いはマンションごとの管理規約によります)
なぜ「申請は不要です」と断定できないのか
共用部分・専有部分の区分や、工事に関する届出の要否は、マンションの管理規約によって個別に定められています。当社に全マンション共通の規約データはないため、一般的な傾向としてご案内しています。
内窓の設置であっても、窓枠の形状変更や、ベランダ側の工事を伴う場合など、管理規約によって届出を求められることがあります。確実な判断のためには、お住まいの管理規約を確認するか、管理組合・管理会社に直接お問い合わせいただくことをおすすめします。
国の先進的窓リノベ2026事業のような補助金制度を活用する場合でも、管理組合の許可とは別の手続きとして扱われます。補助金の申請は事務局登録事業者を通じて行いますが、管理組合への申請とは目的・提出先が異なるため、両方を並行して進める必要がある点に注意してください。
マンションの管理規約には、専有部分の工事であっても「軽微な修繕」を超える内容は届出が必要と定められているケースがあります。内窓の設置がこの基準に当たるかどうかは、規約の文言や管理組合の判断によって変わるため、事前確認を省略しない方が安心です。
タワーマンションのように規模の大きい建物では、管理規約に加えて「使用細則」という詳細ルールが別に定められている場合もあります。窓リフォームに関する規定がどちらの文書にあるかも、管理会社に確認しておくとよいでしょう。両方の文書を確認しておくと、見落としを防げます。
窓リフォームの許可申請は、どのような流れで進めればよいですか?
管理規約の確認、工事申請書の提出、理事会や管理会社での承認、そして着工という順番で進むのが一般的です。マンションによっては、この手続きに一定の期間がかかります。

図1:許可申請の4ステップ
① 管理規約の確認
窓リフォームに関する規定の有無を確認します。
② 申請書の提出
工事内容・業者情報などを記載した書類を提出します。
③ 理事会・管理会社の承認
定例の理事会などで審議される場合があります。
④ 着工
承認後、日程を調整して工事を行います。
出典:一般的なマンションの許可申請フローの整理
理事会の開催頻度によって、申請から承認までの期間は変わる
理事会が毎月開催されるマンションもあれば、数か月に一度の開催というマンションもあります。開催頻度によって、申請から承認までに要する期間は大きく変わるため、早めの確認が何よりも大切です。
完了させたい時期が決まっている場合は、理事会の開催スケジュールを早めに確認し、申請のタイミングを逆算して計画することをおすすめします。管理会社に直接確認すると、次回の理事会日程を教えてもらえることが多くあります。
理事会での審議を待たず、管理会社の確認だけで許可が得られる「簡易な届出」で済むマンションもあります。工事の規模や内容によって扱いが変わるため、まずは管理会社に工事内容を伝えて、どちらの手続きになるかを確認することをおすすめします。内窓の設置のような規模の小さい工事ほど、簡易な扱いになりやすい傾向があります。
秋から冬にかけては窓リフォームを検討する方が増える傾向が一般的に見られるため、この時期は理事会の審議件数も増えやすくなる可能性があります。完了させたい時期が決まっている場合は、通常よりも早めに申請の準備を始めることをおすすめします。
ご自身のケースで、許可申請の必要度をチェックできますか?
工事の種類と、共用部分を使用するかどうかを選ぶと、許可申請の必要度について意識しておきたいポイントが表示されます。最終的な判断はマンションの管理規約によるため、考え方の目安としてご利用ください。気になる点は管理会社に直接確認しましょう。
許可申請の必要度チェック
工事の種類と共用部分の使用有無を選んでください。
工事の種類
共用部分の使用
申請に必要な書類や期間は、どのくらいかかりますか?
工事内容・業者情報・工期を記載した申請書と、場合によっては施工図面や業者の許認可情報の提出が求められます。申請から承認までの期間はマンションごとに異なるため、早めの確認をおすすめします。

- 工事内容・工期を記載した申請書の準備
- 業者の許認可情報(特定建設業許可など)の確認
- 理事会の開催スケジュールの確認
業者の許認可情報はなぜ必要になるのか
管理組合によっては、工事を行う業者の許認可情報や保険加入状況の提出を求める場合があります。信頼できる業者であることを管理組合に示すための材料になります。
当社は東京都知事許可の特定建設業許可(特-6)第88612号、建築士事務所登録(二級東京都知事登録 第14871号)を受けて事業を行っています。管理組合への提出が必要な場合は、これらの情報をご案内できます。
保険の加入状況についても、管理組合から確認を求められることがあります。工事中の万一の事故に備えた保険の有無は、管理組合が業者を判断する材料のひとつです。見積もりの依頼時に、あわせて確認してみることをおすすめします。安心して任せられる業者かどうかの判断材料になります。
また、工事に使用する製品の仕様書やカタログの提出を求められる場合もあります。製品の安全性・性能を管理組合に説明するための資料として、あらかじめ準備しておくと手続きが円滑にスムーズに進みます。当社では、必要な資料を現地調査後の見積もり提示時にあわせてご用意しています。
申請から承認までの期間はどう見積もればよいか
理事会の開催頻度や、管理会社の事務処理の速さによって、申請から承認までの期間は変わります。完了させたい時期が決まっている場合は、できるだけ早く申請の準備を始めることをおすすめします。
当社に全マンション共通の期間データはないため、断定的にはお伝えできません。現地調査の際に、申請に必要な情報を整理してお渡ししますので、早めに管理組合へ相談を進めていただけます。
申請書に記載する内容としては、工事の目的、使用する製品の仕様、工期の目安、施工業者の名称・連絡先、許認可情報などが一般的に求められます。これらの情報は、現地調査・見積もりの段階で当社からご案内できます。
補助金の活用を併せて検討している場合は、先進的窓リノベ2026事業の対象製品であることを示す資料も、管理組合への説明に使える場合があります。当社は窓リノベ事業者として、こうした資料のご案内にも対応しています。
タワーマンションの窓リフォーム、管理組合の許可についてよくある質問は?
タワーマンションで窓リフォームを検討している方から、管理組合の許可について特によくいただく質問を5つにまとめました。
内窓の設置でも管理組合の許可は必要ですか?
一般的には住戸の内側だけで完結する工事として扱われやすいですが、マンションによっては届出を求められることもあります。管理規約の確認をおすすめします。「軽微な修繕」の範囲を超えるかどうかも、判断の基準の一つです。
無許可で工事をしてしまうと、どうなりますか?
マンションの規約違反として、原状回復を求められる可能性があります。工事前に管理規約を確認し、必要な場合は許可を得てから着工することをおすすめします。
申請書はどこで入手できますか?
多くのマンションでは管理会社が書式を用意しています。まずは管理会社・管理組合にお問い合わせください。書式がない場合は、工事内容を書面にまとめて提出する形になることもあります。
申請から承認まで、どのくらいの期間がかかりますか?
理事会の開催頻度などによって異なるため、一律にはお伝えできません。早めに管理組合へ確認し、余裕を持って準備することをおすすめします。簡易な届出で済むマンションもあります。
業者の許認可情報は、どう確認すればよいですか?
業者に直接お問い合わせいただくか、見積もりの際に確認してみてください。当社は許認可番号を開示しており、保険加入状況についてもご案内できます。
タワーマンションの窓リフォームの相談は、どこから始めればよいですか?
まずは気になる窓の写真を1枚、LINEで送っていただくところから相談を始められます。現地調査・お見積もりは無料ですので、管理組合への相談前の情報収集としてもお気軽にご利用ください。
管理組合への許可申請の考え方を押さえておけば、タワーマンションでの窓リフォームも落ち着いて進められます。申請に必要な業者情報のご提供など、当社でできる範囲のサポートもあわせてご相談ください。当社は東京都知事許可の特定建設業許可を受けて事業を行っています。
複数の業者を比較したい場合は、現地調査の依頼をできるだけまとめて進めておくと、比較にかかる期間全体を短くしやすくなります。許認可情報や保険加入状況についても、各社に確認してみることをおすすめします。
当社は創業60年以上にわたり、防水工事やシロアリ防除など住宅に関わる工事を手掛けてきた中で、断熱リフォーム事業にも取り組んでいます。マンションごとの管理規約に配慮した工事のご提案も行っています。結露や湿気が住まいを傷める現場を見てきた経験が、内窓を中心とした断熱提案の背景にあります。
秋から冬にかけては、寒さ対策を目的に窓リフォームを検討される方が増える傾向が一般的に見られます。管理組合への申請に時間がかかる場合もあるため、完了させたい時期が決まっている方は、余裕を持って早めにご相談いただくことをおすすめします。
タワーマンションの窓リフォーム全般については東京のタワマン窓リフォーム|高層階の風圧対策と2026年補助金活用術もあわせてご覧ください。当社の実績については会社概要・代表挨拶でもご紹介しています。
※本記事における管理組合の許可に関する記述は、区分所有建物の一般的な考え方の整理であり、法的な判断を示すものではありません。共用部分・専有部分の区分や申請の要否はマンションごとの管理規約によって異なるため、最終的な確認は管理組合・管理会社に行ってください。補助金・制度情報は2026年10月時点で確認したものであり、最新の要件は各制度の公式ページでご確認ください。
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